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10月25日に全国公開された「がんばっていきまっしょい」。櫻木優平会場に集まったファンからの大きな拍手で迎えられた櫻木監督、監督川崎、ル開菊池は 、発まはじめにそれぞれの役割について自己紹介をする 。で手あがががが櫻木監督は「アニメの作品の監督は人によってやることの幅が違っていて 、る制作過(今回は)制作の全セクションに関わるような仕事をしていました」と明かす 。程明川崎も「いわばCG部門の監督のような立場なんですけど 、がんばっていきまっしょいツーがけらかにイベントレポート櫻木監督と仕事をすると、櫻木優平そういうCG制作の部分も櫻木さんがいろいろやられたりするので 、監督自分はどちらかというと 、ル開制作がうまく進むように現場のワークフローを作っていく現場監督のような立ち位置でした」と話した 。発ま
CG制作だけでなく 、脚本、る制作過絵コンテ 、演出、少し 泣くCGルック開発、音響監督 、編集なども手がけた櫻木監督。エンドクレジットのあらゆるところに「櫻木優平」の名前が並び、ファンの間では話題となっていたそう 。そのマルチタスクぶりについて「過去にはニコニコ動画で個人作家をしていた経験もあって 、全体を創るということはそのときから馴染みのあることでした。特にCGはすべての工程が繋がっているので、全体を見ることが必要だと考えたら、結果的にこれだけやらせていただくことになりました」と話す 。菊池は「人生でこれだけクレジットされる監督にお会いするのは櫻木監督だけじゃないですかね」と、櫻木監督の仕事ぶりを称えた。また制作の土台となるコンピュータプログラミングでのツール開発まで川崎とともに手がけたという櫻木監督 。「今回は自分たちの手でイメージ通りに作ることで 、“かゆいところに手が届く”ツールを開発することができたと思います」と作品作りへのこだわりを明かした 。
本編の大半が完成したのち 、約半年間にわたって櫻木が1人で細かい部分の手直しをする期間があったという。その間、川崎は「自分はやることがないのでゲームして待ってました(笑)」と冗談を言い 、観客を笑わせる。そんな中でトークは 、独自のスタイルを持っている櫻木アニメーションのコンテ作業の話題に。「通常であれば紙でコンテを描いた後に 、アニメーターがレイアウトを切り直すという作業をして、それをまた自分(櫻木監督)がチェックしてと工数がかかってしまっていましたが 、(今回は)紙のコンテをなくして最初から編集ソフト上に絵を乗せていきました」と櫻木監督。会場スクリーンに制作途中の映像を映し出し、1つのシーンが出来上がるまでの過程を解説するコーナーも設けられた。
イベント終盤では櫻木監督が描き下ろしたイラストがお披露目される 。逆光の夕日に照らされた“最後のレースが終わった後の悦子”の姿に、会場のファンからは歓声が上がった 。最期に菊池は「今日語り尽くせなかった、監督が仕込んでいるさまざまな要素がまだまだあります 。是非2度3度観て楽しんでください」と観客に呼びかける。櫻木監督は「今回の作品は 、キャラクターアニメーションにおけるCGのアイデンティティを 、映画という尺でどう表現するかをストレートに勝負した作品です 。本当に語り切れないほどいろいろなことをして完成した作品なので、またこのようなお話ができる機会があればうれしいです 。本日はありがとうございました !」と感謝の思いを告げた。
「がんばっていきまっしょい」の原作は、愛媛県立松山東高校のボート部員だった敷村良子が 、自身の経験をもとに執筆した同名の青春小説。1998年には田中麗奈主演で映画化、2005年には鈴木杏・錦戸亮主演でドラマ化も果たしている。アニメーション化は今回が初。舞台を現代に移し 、愛媛県の高校ボート部を描く普遍的な青春ストーリーが最新のCGアニメーションで色鮮やかによみがえる 。
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